貧血と爪

貧血と爪

貧血と爪

貧血になると爪が白くなる

貧血になると体の様々な個所に異変が出てきます。その一つに爪があります。爪は半透明なので、皮膚の色が見えやすくなっています。そのため、通常はピンクっぽい色をしています。これは血液が流れていることによるものです。

 

しかし、貧血になると流れる血液の量も少なくなってしまい、爪の色が白っぽくなってしまいます。

 

なので、爪の色の違いが貧血であるかの判断基準の一つになるのです。

 

スプーン爪は貧血のサイン

そしてもう一つ、貧血になった場合に表れる爪の異変があります。それがスプーン爪と呼ばれるものです。

 

爪は通常、軽いアーチ形を描いています。しかし、スプーン爪の場合は、爪の真ん中がくぼみ、全体が反り返ったような形になるのです。その形状がスプーンに似ていることから、スプーン爪と呼ばれています。このスプーン爪が見られた場合は、鉄欠乏貧血が疑われます。

 

なぜ鉄分が不足するとスプーン爪になるのでしょうか。鉄分は赤血球やヘモグロビンを作る際に必要な栄養素です。しかし、それ以外にも細胞を増やす際にも必要となるのです。爪は特に細胞分裂が活発なので、鉄分が不足することで細胞分裂がうまくいかず、スプーン爪のような変わった形状の爪になってしまうのです。

 

なので、爪がスプーン爪になってしまうことと貧血は直接関係があるわけではありませんが、貧血を判断することができる基準の一つです。

 

爪を観察しておく

このように貧血になると、爪に様々な影響がでます。なので、爪をしっかりと観察しておくことで、いち早く貧血に気付くこともできます。

 

爪は体の中でもよく目につく箇所です。なので、日ごろから爪の変化を見ておくことで、貧血に悩まされることも少なくなるかもしれません。

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