貧血と味覚

貧血と味覚

貧血と味覚

貧血になると味が変に感じる

貧血には様々な症状がありますが、貧血になると味の感じ方が変わるという人がいます。しかし、貧血が原因で味の感じ方が変わることがあるのでしょうか。

 

実は、貧血は味覚にも影響を及ぼす場合があります。普段口にしているものの味が変わって感じるといった症状がでるため、味覚の変化は貧血の一つの判断基準ともいえるかもしれません。

 

貧血は味覚に影響を及ぼす

なぜ貧血になると味覚が変化するのかというと、主な原因は酸素不足です。

 

舌には甘味や辛み、酸味など様々な味を感じるために、味を感じる機能が発達しています。しかし、これらの機能は酸素がある状態で充分な働きをします。しかし、貧血になると体が酸素不足になるため、舌の細胞も酸素不足になります。すると味を感じる機能が低下してしまい、味の感じ方が変わるのです。

 

また、味は舌から脳に伝達され、どのような味化を判別します。しかし、酸素不足は脳にも影響を与え、酸素不足で正常な判断ができなくなります。このような理由でも、味の感じ方が変わるのです。

 

貧血の恐怖

貧血による味覚の変化の恐怖はこれだけではありません。普段と味の感じ方が変わる程度はそれほどの影響がありませんが、症状が悪化すると好みの味が変わるのです。

 

好みの味が変わることで、いつも食べないものでも食べるようになり、食べ物でないものも食べてしまうことがあります。実際に土を食べてしまうという人もいます。

 

貧血になると、氷を食べたくなってしまうという話を聞くかと思いますが、氷を食べてしまうことも、貧血で味覚が変わったことに起因します。

 

このように貧血は悪化すると、食べ物でないものも食べてしまうようになってしまう恐れもあるため、早めの対処が大切になります。

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