貧血の症状:意識消失

貧血の症状:意識消失

貧血の症状:意識消失

貧血の症状の中には意識を失って倒れる「意識消失(失神)」を起こす事もあります。

 

貧血による意識消失

貧血になると急に意識を失って倒れるという「意識消失(一過性意識消失発作)」が起こる場合があります。

 

意識消失は一時的に脳に血液が十分に行き届かなくなる「脳貧血」が原因で起こる症状の1つで、時間が経てば後遺症を残さずに自然に回復します。また、完全に意識を失わなくとも、血流が急に低下し、体がふらふらしたり、目の前が一瞬真っ暗になる「前失神」を起こす場合もあります。その場合はどこか座れる場所で、症状が治まるまでゆっくり休みましょう。

 

意識消失が起こる前兆

意識消失が起こる前の兆候としては

  • 突然反応を示さなくなる。
  • 口に出した言葉が不明瞭になる。
  • 心拍数が上昇する。
  • 突然頭の中が混乱する。
  • めまいや立ちくらみが起こる。

があります。以上の様な状態になった場合は意識消失を起こすおそれがある為、横になって休んでも問題が無い場所(倒れても怪我を起こさない場所)を確保しましょう。

 

身近に居る人が意識消失した場合

身近に居る人が意識消失を起こして倒れた場合は、まずは倒れた人を仰向けになる様に横にして、次の処置を行いましょう。

  • 呼吸をしているか確認する。
  • 足を体から30cm程の位置に上げる。
  • 体を締め付けている服のボタンを外したり、ベルトを緩める。
  • 気道が塞がれていないか確認する(気道を塞がない様に人工呼吸の様に顎を上にする)。
  • 1分程経過しても意識を取り戻さない場合は、すぐに救急車を呼ぶ。

もしも意識消失を何度も繰り返すような事があったり、貧血の症状が無いのに原因不明の意識消失をよく起こすような場合は、一度病院の内科で検査を受けた方が良いでしょう。

 

意識消失は貧血以外にも自律神経に問題がある為に起こったり、心臓の病気が原因で起こっている場合もあります。

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