貧血と亜鉛

貧血と亜鉛

貧血と亜鉛

意外と大切な亜鉛

貧血になると多くの人が鉄分を摂取します。それは間違えていることではなく、貧血改善には鉄分がとても大切です。病院に行っても、鉄剤という鉄分を摂取できる薬を処方されます。

 

しかし、貧血で意外と重要なものがあります。それが亜鉛です。亜鉛は丈夫な赤血球を作るために必要な栄養素であり、亜鉛不足によって貧血になるという人も少なくないのです。

 

亜鉛不足は子どもにとって危険

亜鉛不足は貧血を起こす恐れがありますが、それ以外にも様々な影響を与えます。皮膚炎や脱毛症など、貧血とは関係のない部分での影響もあります。それほど亜鉛は大切な栄養素ですが、大人以上に子どもにも大切なのです。

 

子どもが亜鉛不足になった場合、身長が伸びにくいなどといった成長障害が出る可能性があります。亜鉛は人間の成長には不可欠な栄養素なのです。

 

亜鉛不足で貧血やその他の症状、子どもは成長が出来ないといったことになるため、亜鉛は年齢に関わらず大切だということが分かります。

 

過剰摂取に注意

そんな人間にとって大切な亜鉛ですが、亜鉛不足で貧血になり亜鉛を摂取した人に、逆に貧血の症状が出てしまったという例があります。亜鉛不足で貧血になるはずなのに、どうしてこのようなことが起きるのでしょうか。

 

それは亜鉛の過剰摂取によるものです。亜鉛は不足すると体に悪影響を及ぼしますが、摂取し過ぎると鉄分の吸収を邪魔してしまうのです。そのため、鉄分が吸収できなくなり、貧血状態になってしまったのです。

 

亜鉛が大切なことは事実ですが、摂取し過ぎは逆効果です。それぞれの栄養素について理解を深め、様々な栄養素を適量、バランスよく、定期的に摂取するようにしましょう。

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