再生不良性貧血とあざ
あざができやすいと危険
日常生活の中で身体をぶつけるなどするとあざができます。これは皮膚の内側が内出血を起こすことで、皮膚の表面に青っぽい色が浮かび上がってきます。通常のあざは数日経過すると自然と消えていきます。
しかし、あざができやすい場合やぶつけていないのにあざができてしまう場合、あざができてもなかなか消えない場合は、病気のサインかもしれません。
あざは再生不良性貧血によるものかも
あざができやすい場合やあざが消えにくい場合、再生不良性貧血である可能性があります。
再生不良性貧血は血液中の3つの成分が骨髄で作られないことにより、様々な症状が出る病気です。
3つの成分の内の1つに血小板があります。血小板は血を止める働きをしているもので、ほとんどの人が知っているでしょう。この血小板が作られないということは、血が止まりにくくなるということです。
あざは皮膚の内側の内出血ですから、再生不良性貧血の場合は出血が止まらずにあざが消えにくくなるのです。
内側であれば血を失うことはありませんが、外傷を負って出血した場合には大量の血を失うことになり危険です。
あざを見逃さずに早期発見を心がける
再生不良性貧血は軽度であれば簡単な治療で済む場合もありますし、命に係わることもありません。しかし、重症化してくると、治療にかかる時間は長くなり、治療も大がかりなものになります。また、的確な治療を受けなければ命に係わることにもなりかねません。
全ては早期発見にかかっています。あざができやすかったり、消えにくかったりする場合には、再生不良性貧血の可能性を疑い、病院できちんとした検査を受けるようにしましょう。ただのあざだと思わないことです。
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