再生不良性貧血に人向けの食事

再生不良性貧血は通常の貧血と違う

再生不良性貧血は貧血と名前につくだけあり、貧血の一種です。しかし、通常起こりうる鉄欠乏性貧血や脳貧血とは違うものです。一部似た症状があるものの、全体的に見れば全く違う病気であり、貧血は病院に行かなくても回復する見込みがありますが、再生不良性貧血は病院で治療を受けなければ回復は見込めません。それどころか命を落とす危険もあるのです。

食事によって回復はしない

一般的に多くみられる貧血は鉄欠乏性貧血です。これは体内の鉄分が不足することで体に酸素が運べず、体が酸欠状態になっている状態です。

この場合は、食事で回復することがあります。鉄分を多く含んでいるレバーなどの食品を食事に加えることで鉄分を補給し、貧血状態を改善するのです。

しかし、再生不良性貧血の場合は原因が鉄分不足など栄養に関するものではないため、食事によって回復することはありません。

しかし、食事が全く役に立たないわけでもないのです。

症状を和らげる食事

再生不良性貧血の場合、食事によって回復はしないまでも、症状を和らげることができます。

再生不良性貧血は血液の成分を作る骨髄に異常がでることで発症します。血液の成分が作られなくなるのです。その成分には赤血球も含まれていますので、鉄欠乏性貧血と同様の症状が表れます。

そのため、レバーやほうれん草、レーズンなど鉄分を多く含んだ食品を食事に加えることで、赤血球の減少による症状は和らげることができます。

また、同様に好中球も作られなくなります。好中球が作られないと身体の免疫力が低下し感染症にかかりやすくなります。それを防ぐために、ヨーグルトを食べることをお勧めします。ヨーグルトは身体の免疫力を上げる効果があります。

再生不良性貧血にとって食事は絶対的な効果はありませんが、症状を軽くする効果は見込めるのです。

再生不良性貧血に人向けの食事