溶血性貧血と白血病

溶血性貧血と白血病

溶血性貧血と白血病

溶血性貧血は自己免疫が原因で起きる

溶血性貧血は様々な原因で発症しますが、多くの場合は自己免疫によるものです。これを自己免疫性溶血性貧血と言います。

 

人間には外部のウイルスから身体を守るために免疫力が働いています。これによって、ウイルスが侵入したとしても大事には至らないのです。

 

しかし、稀に免疫力が自分の身体を攻撃してしまうことがあります。自己免疫性溶血性貧血の場合も、免疫力が赤血球を破壊してしまうのです。そのため、赤血球の数が減少してしまい、貧血症状が引き起こされるのです。

 

白血病が原因の場合もある

自己免疫性溶血性貧血は自分自身の免疫力によって赤血球が破壊されるものですが、それ以外の原因による溶血性貧血もこれに含まれます。その一つが白血病などの癌です。

 

白血病が原因で溶血性貧血が発症するため、白血病と貧血を同時に対応しなければならなくなるのです。

 

白血病は原因の一例であり、自己免疫性溶血性貧血の原因は明らかにされていない部分も多くあります。そのため難病指定されている病気でもあるのです。

 

溶血性貧血は貧血症状だけではない

溶血性貧血の症状は主に貧血症状です。一般的な貧血と変わらないため、軽視してしまう人もいるでしょう。

 

しかし、原因によっては白血病も同時に発症している可能性もありますし、免疫力が赤血球以外のものを攻撃してしまい、他の病気を発症する可能性もあります。

 

また、溶血性貧血ではビリルビンが生成されてしまい、それが胆のうに溜まることで結石に発展する場合もあります。放置してしまうと、恐ろしい病気を引き起こしかねないのです。

 

溶血性貧血が疑われる場合には、病院で検査をし、きちんとした対処をするようにしましょう。

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