貧血の漢方薬での治療

貧血の漢方薬での治療

貧血の漢方薬での治療

漢方薬はダイエットに効果がある物やうつ病等の精神的病気にも効く物があります。では貧血(東洋医学では「血虚(けっきょ)」と呼びます)の治療に使える漢方薬はあるでしょうか。

 

貧血に効果がある漢方薬

漢方では体について「気」「血」「水」の3つの要素が体をバランス良く流れている事によって健康を維持できているとされています。その中の「血」が不調である事、つまり貧血の事を「血虚」と呼んでいます。血虚は貧血だけではなく、皮膚の乾燥や脱毛、血行不良等も含みます。

 

貧血に効果がある漢方薬は「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」と呼ばれる物があります。古くより女性に使われてきた漢方薬で、痩せ型の血虚の人に向いていると言われています。体力が虚弱で冷え症、貧血の傾向がある人や疲れやすい人の月経痛、月経不順や産前産後の貧血や倦怠感、更年期障害やめまい、立ちくらみに効果があります。

 

また、顔色が悪い人には「加味帰脾湯(かみきひとう)」、体力が低下している人には「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」が効果があると言われている漢方薬です。

 

この3種類の中から自分の症状に当てはまる漢方を選びましょう。漢方を扱う薬局で購入する事が出来ます。

 

病院で漢方を処方してもらう

内科で貧血を改善する為に鉄剤を処方してもらう事がありますが、鉄剤は飲むと胃が荒れやすくなり、むかつきや吐き気等の副作用があります。もしその様な副作用が強く出ている場合は「漢方内科」を受診して漢方を処方してもらうと良いでしょう。

 

漢方薬だからと言って副作用が全く無い訳ではありませんが、鉄剤が体に合わなければ医師にその事を伝え、他の対処法を教えてもらうか、漢方内科がある病院を紹介してもらえるようにしましょう。

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