貧血と脳貧血

貧血と脳貧血

貧血と脳貧血

貧血の多くは鉄分不足

貧血は対策のために鉄分を摂取すると良いという話をよく聞きます。これは、貧血の原因のほとんどが鉄分不足によるものだからです。

 

鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビンが作られず、体に酸素を運ぶことができなくなるため、体中が酸素不足になります。これにより、めまいや立ちくらみと言った貧血の症状がでるのです。

 

脳貧血という貧血も

しかし、貧血と言っても実は様々な種類があり、全ての貧血が鉄分不足によるものではありません。その中の一つが脳貧血です。

 

脳貧血とは、脳に血液が届かなくなることで起きます。多くの場合が、脳以外の体の部分に血液が集中してしまうことで、脳へ行く分の血液が少なくなってしまいます。

 

この状態は、日常生活の中でも起こり得る場面が多くあります。脳貧血は倒れてしまうこともあるため、注意が必要です。

 

脳貧血はどのような時に起きるのか

では、脳貧血は日常生活のどのような場面で起きるのでしょうか。

 

最も起きやすいのはお風呂です。お風呂に浸かると、体全体が温まります。血管は温まることで膨張し、血流が促進されます。すると体の末端の血管までもが膨張し、そこに血液が流れ込みます。その分、脳への血液が少なくなってしまうのです。

 

また、食後なども注意が必要です。食後は胃に入った食べ物の消化が始まります。胃が食べ物を消化している時、血液は胃に集中します。そして、脳の血液が不足するのです。

 

急に立ち上がるとめまいがするという場合があります。これも一時的な低血圧による脳貧血なのです。

 

このように、日常的に行っていることの中にも、脳貧血になる恐れがあるものが多くあります。脳貧血で倒れたり意識を失ったりすることもあるため、充分に注意して生活をしましょう。

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